せまい家に住む。メリット・デメリットとインテリアの工夫

狭い家を選んだ理由

我が家は60m2ちょっとのマンションに夫婦と子供一人の3人で暮らしています。

3人家族なのでものすごく狭いというわけでもないでしょうが、やはり

狭い部類に入ると思います。

私があえて狭いマンションを選んだのには理由があります。

それは、まず私が片付けが下手でしょっちゅう探し物をしていたこと。

実家も広かったのですが、小さなものは一度なくすと、もう探すのが大変。買ったほうが早いんじゃない、ということで、とりあえずお店で買ってくる▶️忘れた頃に、探し物が見つかる▶️家には同じものが二つ。(いや、三つ四つのことも!)

その繰り返しでした。





探している間の時間も勿体なければ、同じものが必ず家にあるとわかっているのに

買うお金も勿体ない。

狭い家だったら、仮になくしたとしても探す範囲は少なくて済みます。

実際今の家に移ってから、探し物の回数も圧倒的に減りまたし、探し物が見つからなかったということはありません。

二つ目は家族の交流を密にするため。

広い家だとそれぞれが自分の部屋にこもってしまい、またそれぞれの部屋の距離もあるのでなんとなく家族の密度が希薄に

なってしまうような気がするのは私だけでしょうか?

特に子供と一緒に暮らす期間は長そうに見えて短い。

そんな貴重な時間を少しでも子供と密に過ごしたい、と思っています。

狭い家ではそれが可能。たとえ家族が他の部屋にいてもすぐ近くなので安心感があります。

狭い家で譲れないこと

マンションを選ぶときにどうしても譲れないことがありました。




それは、立地条件。そして日当たり。

駅から徒歩5分。そして商店街にもすぐ行ける。

そして、使える路線は電車だけで3つあります。バスも入れたらもっとあります。

我が家はバスほとんど使わないんですけど。。

それから、日当たり。

リビングの日当たりがいいのと悪いのとでは、暮らし心地に格段の差があると思っています。

ここに引っ越してくる前のリビングは、前面窓で明るかったのですが、残念なことに

北向きでした。

冬や春先に、太陽の光が降り注ぐのとそうでないのとでは気分的にかなり差があります。

今の家に引っ越してきて、前の家でなんとなく寂しい気分になっていたのは

もしかしたら日が入らなかったせいかも、、と真剣に思っているのです。

そんなわけで、我が家は立地条件と日当たりは譲れなかったけれど、その分

広さは妥協しました。

これは我が家ではありません!

もともと片付け下手の私が、片付けるスペースの少ない狭い家に住むことは

やはり不安でしたが、その一方、どんなに広い家に住んでも

広い家に住めば住むだけものも増える=家に対するものの率は変わらない、という

ことも経験上分かっていたので、まあ何とかなるかな、と。

片付け苦手ですから、ちょっと気を許すとすぐに散らかっちゃいますが

ものって、やはり住んでいるスペースに合わせてしか買わないようになってくるのだなと

実感。

実家は割合と広い家だったので、どこかしらに置くところはあるだろう、ということで

どこに置くか、をあまり考えずに物をじゃんじゃん買っていました

でも、今の家だともともと物を置くスペースや収納場所も限られているために

何かを買うとき、必ず、”どこに置く?”が来ます。

小さいものでもそうです。

狭い家に住むメリット:デメリット

次に、狭い家に住むメリットとデメリットを上げていきたいと思います。

メリット

  • 同じ予算でより便利な場所を選ぶことが出来る
  • 仮に同じマンション内であれば、維持費も違ってくる
  • 家族間のつながりがより密接になる
  • 買うものをより吟味するようになるので、無駄遣いが減る
  • 大きいものを自然と買わなくなるので節約にもなる
  • 探しものをする時間が大幅に減る

デメリット

  • 何でもかんでもとりあえず保管しておくということが出来ない
  • 親戚や友人を泊めてあげられない。
  • リビングは家具配置に気をつけないと、くつろぐことができなくなる可能性も
  • 備蓄をしたいときにかなりスペースが限られる

狭い家に住むための工夫とインテリア

上記のようにデメリットもありますが、我が家は狭い家にして良かったと思っています。上記のデメリットは、家の選び方や家具配置に気をつければなんとかなります。

最初に書いたように、ポイントとして

1.リビングの大きめの窓、日当たり。

大きな窓があり、日光がサンサンと降り注いでいるのと、日当たりが悪く、昼間でも暗くてほとんど壁しか見えないのでは、同じ専有面積でも全く意味合いが違ってきます。

2.リビングには家具は必要最低限しか置かない

また背の低い家具を積極的に置き、”空間”が圧迫されないようにしています。

背の高い家具は、沢山のものを収納できる反面、それだけで空間を占領しているわけです。低い家具であれば、上部の空間が残っていますから、それだけ圧迫感も少なくなります。

3 本棚は見えない位置にスペースを作る

大抵のお宅のリビングには本棚があると思いますが、結構見た目圧迫感があります
我が家ではリビングの隣に小さなスペースですが本棚コーナーを作り、リビングからは本自体が視界に入らないように
しました。本はすぐに取り出せますが、普段視界に入らないので、見た目はスッキリです。

4 私物は一切リビングに置かないと決める

子供はリビングで勉強させていますが、よく使うものは本棚コーナーに置いています。
それ以外の私物はとにかくリビングへは置かないことを徹底しています。

5 ダイニングのテーブルは食事が終わったら全部片付けて、一切ものは置かない

LDKの作りの家では、自然とダイニングテーブルも目に入ってくるので大事です。
テーブルの上に物があるだけで家が狭く感じる。
これは本当です。私がダイニングのテーブルでパソコンをするためもあり
(パソコンももちろん終わったら片付けます!)食事どき以外はテーブルには
何も置いていません。

ここまでくるのにはかなり努力はしましたが、、、!今ではすっかりこのスタイルも
落ち着いています。

せまい家なりに、少しでも快適に過ごせるように工夫しています。

いろいろ書いてきましたが、私達は今のマンションを選んで大正解だったと思っています。駅には近いですが、少し離れればのどかな景色も広がっており、便利さと自然との両方を享受することができています。

皆さんの家やマンションを選ぶ時の参考にして下さいね。

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